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Column 初めての派遣 派遣会社、派遣先企業と上手に付き合うために

コラム:西村吉郎

第1回 コーディネータを味方につけよう

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派遣会社へのスタッフとしての登録は、意外なほど簡単です。語学力を必要とされるなど専門的な仕事を希望するのでなければ、共通に課されるOA機器操作のスキルチェックも含めて、1時間〜1時間半ほどで完了します。

しかし、登録さえすればすぐに仕事をオファーしてもらえるわけではありません。登録してからどれくらいの間に仕事に就けるようになるのかは、そのときどきの希望職種の人材ニーズ、あなたの経験やスキル、希望する勤務条件などが影響してきますが、もう一つ忘れてならないのは、仕事に対する意欲です。

スタッフとしての登録手続きに際しては、コーディネータと呼ばれるスタッフ管理担当者が対応します。コーディネータは、実際に派遣先で仕事を始めたあとは、その派遣先を任された営業担当者にも引継ぎ、その後は、この営業担当者が世話役としてあなたの面倒を見てくれることになります。
そして、コーディネータならびに営業担当者の多くが、「仕事に積極的に取り組む姿勢を持っている人を優先したくなる」といいます。人として、頑張る気持ちを持っている人を応援したくなるのは当然ですし、ただ与えられた自分の仕事を淡々とこなすだけというよりも、たとえば手の空いたときなど「何かお手伝いすることはありませんか」などを声をかけたりするスタッフの方が、派遣先の企業にあっても、職場の仲間として受け入れられやすいからです。仕事に意欲を持って取り組む人はその分仕事を覚えるのも早く、結果的に登録時にスキルが上だった人を追い越してしまうという期待もあります。また、意欲があれば経験のない仕事でも対応できるのではということで、思いもしなかった仕事を勧めてもらえることもあります。

登録に際しては、あなたの経験や希望条件などをキャリアシートに記入し、提出したあとコーディネーターとの面談があり、ここで、なぜ派遣スタッフとして働くことを希望するのか、何を目的として仕事をするのか、どんなキャリアを身につけたいと思っているのかなど、将来的なライフプランやキャリアプランも含めて懇切丁寧なカウンセリングが行われるのがふつうです。このとき、あなたが持っている仕事についてのイメージ、将来目標といったものを、できるだけ具体的にお話しましょう。

このカウンセリングは、面接のような堅苦しいものではありませんので、言葉でうまく表現できるかどうかなどといったご心配は無用です。前もって、自分がこれまで経験してきた仕事の中で、楽しかったこと、苦労したこと、好きだったこと、嫌いだったことなどを思い出してみましょう。合わせて、小さい頃からなりたかった職業、実現できないままの夢などに思いを馳せるのも自分の考えを整理するのに役立ちます。そうやって整理した仕事に対する自分なりの思いを、素直に伝えればいのです。

冒頭で、派遣スタッフとしての登録は簡単だといいましたが、コーディネータと営業担当者を味方に付けられるかどうかは、実は、この登録の段階であらかた決まってしまいます。仕事とあなた自身の生活や目標などとの関わりを十二分に整理して、登録に臨みましょう。


このシリーズは、オールアバウトや雑誌などで人材・転職・派遣をテーマとする記事制作に関わって20年のライター、西村吉郎が担当しています。