第3回
最初のオファーは、多少希望とズレていても
快く引き受けよう
いよいよ、登録した派遣会社からの仕事の依頼が入る段階となりました。
仕事のオファーは、たいていの場合、電話で連絡されます。もし、携帯電話をお持ちでない人で、アルバイトなどで外出する機会が多いときは、家族に「折り返しお電話差し上げます」などと返事してもらったうえで、出先に連絡をいれてもらうよう、手配しておきましょう。できれば、この機会に携帯電話に加入することをお勧めします。
というのも、派遣先の会社からのスタッフ派遣要請は、急を要することが多いからです。派遣会社としても、のんびり構えているとほかの派遣会社に顧客を取られてしまうことにもなりかねませんので、急いでスタッフの確保にとりかかります。そこで、一旦連絡を入れたものの、すぐには連絡がつきそうにないとなれば、そのスタッフを保留にして、次の候補者と連絡をとることになります。
同じ理由から、オファーを受けるか断るかについては、即答を求められます。「すぐには決断できないので、1日、2日、考えさせてほしい」などと返事してしまうと、同様に次の候補者にオファーが入ってしまうことになりかねません。
希望条件が多ければ多いほど、依頼内容と自分の希望とのズレも大きくなりますが、派遣会社では、各スタッフの希望条件やキャリアともすりあわせて、候補者を選び出しているわけですから、業務内容や勤務地など基本的な部分では希望に沿っているはずです。
とくに、スタッフ登録して初めての仕事依頼というシーンでは、派遣会社でも、スタッフの不慣れな点や、派遣先のこれまでの対応やオフィス環境なども考慮にいれて、慎重にマッチングしてくれますから、電話をもらった段階で「お引き受けします」との返事をしても、後悔することにはならないでしょう。
ただ、この段階では、依頼の内容について詳細は伝わりませんので、連絡を受けたその日か翌日に営業担当者もしくはコーディネータから詳しい説明がなされのがふつうです。また、スタッフの希望によっては、就業先を訪問し、職場環境や担当者から直接業務内容を伺うことができます。このような詳細な説明を受けた後で、どうしても納得できるオファーではないというのであれば、この段階で依頼を断ることもできます。
だからといって、自分の希望にこだわって、何回か連続してオファーを断ったり、一旦引き受けるとの返事をしたあとで「やっぱりイヤ」と拒否するようなことがあると、そのスタッフへのオファーが少なくなります。
こと最初のオファーについていえば、希望とは多少ズレがあったとしても、その依頼に応じるべきです。そうすることによって営業担当者に対して自分のことを「柔軟性のあるいい人」として印象づけることができますし、一種の貸しを作ることになりますので、契約満了などで次の仕事を探すときなどは、条件のいい仕事を優先的にオファーしてもらえることにもつながるからです。

