第7回
クレジットカード利用法 第1回
スーパーやデパートでの買い物をはじめ、オンラインショッピングや携帯電話料金の支払いなど、日々の生活の中で、クレジットカードを利用する機会が増えています。確かにクレジットカードは便利。現金を持たなくても買い物ができるし、お金を借りることもできます。ポイントやマイレージのサービスを上手に活用するのはもはや常識で、その他にもサービスがいっぱい。
今回は、「クレジットカード利用法」の第1回目として、クレジットカードでの買い物や借入れについてお伝えします。
クレジットカードで買い物
一括払い、リボ払い、分割払い。クレジットカードで買い物をした場合の支払方法には3通りあります。レジで「お支払方法は?」と聞かれるのはそのためです。
一般によく利用されるのは「一括払い」。これは、原則として買い物をした翌月に利用額をまとめて支払うもので、金利負担はありません。
買い物代金を数回に分けて支払う方法には、「分割払い」と「リボ払い」があります。この2つを選択すると、実質年率で15パーセント程度の金利負担が発生します。「分割払い」は、買い物をするときに支払回数を指定する方法で、決まった回数で支払いを済ませたい場合に便利ですが、ひとつの支払いが終わらないうちに次の買い物をすると、支払いが重なって翌月からの負担が重くなってしまいます。その点「リボ払い」は、カードの利用頻度や残高にかかわらず、毎月一定額を支払うようになっているため、買い物をしすぎてしまった翌月の支払いも安心。しかし、買い物に歯止めがきかなくなり易いというデメリットも。利用残高の管理が大切です。
クレジットカードでお金を借りる
クレジットカードには、お金を借りる機能もついています。返済方法は、「一括払い」もしくは「リボ払い」。買い物の場合と同様、こちらも年率でおよそ15パーセント前後の金利負担が発生するのが一般的ですが、違いは「一括払い」を選択した場合にも、借入日から返済日までの金利負担が発生することです。「リボ払い」は、買い物をした場合と同様で、毎月一定額を返していくものですが、そのためにいつの間にか借入残高に無頓着になりがちです。繰り返し利用するうちに借りっぱなしの状態が続いてしまうことも。安易な利用は禁物です。
利用は慎重に
クレジットカードでの買い物(一括払いを除く)や借入れが常態になっていると、たとえルールを守って利用していても、住宅ローンなどを借りようと思ったときに借入れが制限されるなど、思わぬ足かせになるケースがあります。これからお金を借りる予定のある人は注意しましょう。
また、ルールを守らない利用はあなたの大切な信用に傷をつけてしまいます。一度失った信用を取り戻すのは大変です。利用はくれぐれも慎重に、計画的に行いましょう。
次回は、「クレジットカード利用法」の第2回目として、ポイントやその他のサービスについてお伝えする予定です。
久谷 真理子 プロフィール
株式会社フリーダムリンク取締役。
ライフプラン・資産運用などの相談業務に携わる。そのほかに、執筆やセミナー講師などとしても活躍中。NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会2006年「くらしとお金のFP相談室」担当相談員。
<保有資格>
CFP(R)、一級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー。ホームページ http://www.fdom.co.jp/
