第3回
「5×3カード」を活用してメモ魔になる
筆者は仕事柄、スケジュール帳やノートのたぐいはいつも持ち歩いています。にもかかわらず、たとえば仕事の打ち合わせなどでのメモは、先方が出してきた書類などの片隅や裏面に書き込んでそれでよしとしてしまい、いざ約束した内容とか、日付などを確認するときになって、そのメモを書き込んだ書類が見あたらず、あたりを引っかき回して探すはめになってしまうことが幾度となくあります。
メモをとっても、肝心のメモをどこかに紛れ込ましてしまったのでは、メモの意味がありません。幸い、人と会う約束をすっぽかしてしまうような失態はこれまでのところありませんが、この性格はなんとかならんかと、我ながらあきれています。
さて、スケジュール帳はほとんどの人が持ち歩いているとは思いますが、友達とケータイで話しているときとか、道を歩いているときとか、何かしらメモしたいことがあっても、バッグの中から取り出すのは意外と面倒です。また、メモしたいことが必ずしもスケジュールに関することだけではない場合もあります。
そこで、お勧めしたいのは、「5×3カード」(ごーさんカード)と呼ばれる情報カードです。これは、長辺が5インチ(125ミリ)、短辺が3インチ(75ミリ)の手のひらサイズのメモ用紙です。一方が糊で綴られたものもありますが、多くは1枚単位でばらせるようになっています。文房具店に行けば、横罫線が入ったもの、無地のもの、方眼が入ったものなどが100枚200〜300円程度で手に入ります。
このカードを、いつも20枚程度用意しておき、必要なときにサッと取り出してメモします。スケジュール帳やノートなどのようにかさばることがありませんので、ポケットにいれておいてもじゃまになりません。
そうやってメモした内容を、仕事が一段落したときや家に帰ったあとなどに読み返してみます。スケジュールや電話番号など連絡先に関することは、あらためて手帳に書き写してもいいし、残しておきたいことはノートにテープで貼り付けるなどして整理します。また、すでに終わった用件や、それほど重要でないものはどんどん捨ててしまいます。
このカードの存在を知ったのはつい最近のことです。取材でお会いした女性弁理士の方に教えて頂きました。彼女は、このカードを資格試験の重要項目を書き留めておいて電車の中で読み返したり、挫けそうになったときに自分の気持ちを書き留めておき、あとで反省材料にしたりなど、いろんな形で利用したそうです。
いま筆者自身も、このカードを仕事や遊びの合間に浮かんだアイデアとか、ネット検索で気になった情報などを書き留めておき、専用の箱に放り込んでおくといった形で活用し始めています。思いついたらその場でサッと書き留めておく。大半はものにならなかったりしますが、このメモが次に書く文章のヒントになることも多々あります。せっかくとったメモをなくしてしまう失態を繰り返してきた頃とは雲泥の差だなあと思ったりもします。
自分のアイデアを煮詰める、資格試験の勉強をする、友達との約束を忘れない、上司からの指示を確認する。メモを活用し、それを生かすことができれば、仕事の段取りがもう一段うまくいくようになること請け合いです。

