

短大では、児童教育学を専攻し、幼稚園教諭免許と小学校教諭免許を取得しました。先生になるのが幼い頃からの希望だったんです。
希望に燃えて就職した幼稚園だったのですが、体力が続きませんでした。子ども達は大好きで今でも出会えたことにホントに感謝しているくらいなんですが、いろいろな面で気を使うことが多く精神的にも体力的にも参ってしまい、倒れてしまったことも何度かあったんです。とても続けられそうになくて、やむを得ず退職しました。
教員資格や経験って、学校以外ではあまり活かす道がないんですよね。
そこで、中学受験を目指す子どもたちのための学習塾に転職しました。
学習塾での仕事は、各地にある教室の一つで、来客に応対する受付業務です。
応対の対象者としては小学生はもちろんのこと、ご父兄や先生方。あと中学受験に関する資料等を希望される方々が中心でした。
学習塾は、平日だと夕方以降、1週間のうちでは土曜、日曜の方が忙しく、勤務は2交替のシフト制でした。仕事自体には不満はなかったのですが、なかなか友達と会う時間がとれないとか、旅行にも行けないなどストレスが溜まってきて、7年勤めたところで退職しました。
退職してしばらくは仕事への意欲も湧かない状態でしたが、何もしないわけにはいかないので、英会話教室に通いました。新しい仕事に活かすというよりも、日常会話程度は話せるようになりたいという思いからです。

約1年後、そろそろ仕事に戻ろうと求人情報誌を購入。そこに、派遣のお仕事の募集が掲載されていました。派遣という働き方があることは知っていましたが、実際のところ、どういう働き方なのかはまったく理解していませんでした。スタッフとして登録することにしたのは、知らない世界を一度のぞいてみるのも面白いかも、といった軽いノリだったんです。
希望職種として登録したのは、とりあえず事務系の仕事。受付業務の派遣もあることは知っていましたが、気が休まることが少ない業務だということと、それにこれといったビジネス経験も無いので、なんとなく事務系の仕事なら自分にもできるかもしれないなぁと思ったからです。
多くの派遣会社の中でドコモ・サービスを選んだのは、通信業界に興味があったからです。まったく知らない業界だからこそ、専門用語とか新しい知識を身につける楽しみも味わえるのでは、そう思いました。せっかく新しい仕事に就くからには、少しでも自分の世界を広げていきたいですからね。
実のところ、お仕事を紹介していただけるなんて思ってもいませんでした。ところが、登録を終えて自宅に戻る途中でドコモ・サービスから電話があり、紹介したい会社があるので、翌日、改めて会社に顔を出すようにというんです。
お仕事はNTTドコモ本社ネットワーク事業部門での一般事務とのことでした。経験がないことの不安をお伝えしたのですが、「一所懸命頑張れば大丈夫」と言われ、その次の週から働くことになったんです。
登録されたその場で、お仕事を紹介できることもありますし、一方で、ご希望のお仕事が見つかるまで時間がかかることもあります。こればかりはタイミング次第。山田さんの場合、当社の主力の顧客先からピッタリのご依頼があったばかりだったんですね。
派遣の仕事がスタートする数日の間に、「お客様情報管理」に関する就業前研修(NTTドコモは通信事業者なので、「通信の秘密」に関する内容と、「個人情報の保護」に関してレクチャーする)を受けました。通常は、「ビジネスマナー」研修も行われるとのこと。後で知ったことですが、私の場合、受付業務を経験しているということで、基本的なマナーは身に付いているだろうとの判断から、1時間程度のビデオ学習でOKということになったようです。
就業前研修として「ビジネスマナー」、「お客様情報管理」を用意しています。いずれも、専門講師による本格的なもので必修ですが、キャリアや適性診断から基礎を身につけていると判断される方については、部分的に省略することもあります。山田さんの場合、長い期間受付業務を経験されていたということで、登録にいらしたときから対応については評価も高く、あえて「ビジネスマナー」研修はカットしたようですね。
1回の派遣期間は3カ月。満期を迎えるごとに、派遣先会社とスタッフが合意すれば更新する契約です。不安なままでのスタートでしたが、最初の3カ月を乗り切れたことで、この先も続けていける自信がつきました。右も左もわからない状態での私に、丁寧にお仕事を教えてくださった派遣先の皆さんには、本当に感謝しています。
当時の派遣法では、同じ部署(同一業務)に勤務できるのは3年が限度となっていて、同じ会社ですが、現在お仕事している部署に派遣先が変更になりました。と同時に、仕事内容もそれまでの補助的な事務から、部署を統括する部門での総合的な事務を扱うことになりました。現在は、部署内での支払い業務についての周知・とりまとめを中心とした経理事務を行なっています。
今の仕事は、勤務時間が決まっていて、残業も休日出勤もほとんどありませんし、仕事柄、いつも同じ顔ぶれで仕事できる点がいいですね。日によって勤務時間が変わったり、知らない人と会う毎日だった受付の仕事と比べると、ストレスを感じることは少なくなりましたし、自分の時間も持てて、生活にゆとりをもてるようになりました。
月に2回、お菓子教室に通っています。ときどきは、自分でケーキを作って友人や職場の人たちに振る舞ったりしています。将来的には、ゴルフや乗馬も習いたいと思っています。
営業担当の佐々木さんは、時々会いに来てくれます。たいていは近況報告をしていますが、些細なことでも相談にのってくれます。よくある、言葉の行き違いによる不満程度なんですけど。そんなときでも、嫌な顔ひとつせずに、親身になってお話を聞いてもらえてありがたいと思っています。働く上で、味方になってくれる存在がいるというのも、派遣ならではのメリットですよね。
派遣会社によっては、更新の際にも電話1本ですませるなど、スタッフと顔を合わせる機会がほとんどない所もあるようですが、ドコモ・サービスでは、契約更新の際にはもちろん、定期的に訪問して様子をうかがったり、それ以外でもスタッフからの要請があれば、いつでも相談に応じています。その上で、その時々にスタッフから出される希望とか、スキルアップの状況などについては、スタッフごとに記録を残します。もし担当が変わっても、次の担当者にスムーズに引継ぎできるシステムになっているんです。スタッフ一人ひとりについての状況を記録するということは、次の派遣のとき、お仕事紹介の効率が上がることにもつながります。
また、誰でも経験を積んでいけば、新しいアプリケーションが使えるようになるなど、始めの頃よりスキルが上がり、人によっては新しい資格試験にチャレンジして合格したりもします。紹介できるお仕事の幅が確実に拡がっていきますので、会社側としても大切なスタッフになります。私たちは、常日頃から、スタッフさん達がどうすれば満足して働けるかを考え、行動しているのです。
スタッフ事業部 首都圏センター
第一営業担当 佐々木恵美